★タイミング法や人工授精の場合

タイミング法や人工授精の段階であれば、通院しやすい立地であったり医師や看護師との相性、有名具合で決めて頂いて大丈夫です。

不妊治療の保険適用化に伴い、タイミング法や人工授精であれば病院による金額の違いはほとんどありません。検査内容もほとんど変わりませんが、一部詳しく検査することを徹底している病院やクリニックですと追加費用が発生することがあります。

不安であれば初診前にホームページをチェックしたり直接問い合わせてみてくださいm(__)m

★体外受精や顕微授精の場合

①卵巣刺激の種類②自分がしたい治療③病院の想い

この3つを意識して頂けると通院を続けた時に不安やキツさが軽減されやすいです。逆に体外受精や顕微授精の段階であれば有名どころや立地で選んでしまうのはお勧めしません(>_<)

①卵巣刺激→高刺激や中刺激、低刺激やオーダーメイドなど病院やクリニックによって様々です。患者側の意向で変更が出来ないことが多いため、オーダーメイド以外の方針を取っている病院やクリニックを選ぶ場合は②の自分がしたい治療とリンクしている必要があります。

※大きな病院やクリニックだと高刺激が多いです。多く採卵できる反面、卵巣や体の負担と金銭的負担は大きくなります（高刺激で使う薬は保険外となる事も多いです）。ただし、低刺激の場合は採卵数がゼロというリスクもあります。年齢や妊活予算、AMHなどを鑑みながら卵巣刺激の希望をある程度決めておいていただくことをお勧めします。

②自分がしたい治療→採卵するなら一気に採りたい、身体に負担をかけずに採卵したい、2人目のことまで考えて妊活を進めたい、などご自身（とパートナー）側である程度治療方針を決めておくのが大切です。全部病院の言いなりになるのではなく、ご自身側の希望と近しい病院やクリニックに出会える方が心も体も負担が少なく不妊治療を進められます。

※もちろん、検査結果によっては希望と違う進め方でないと妊娠が難しいと言われることもあるかと思います。その時用に希望は2つまで考えておいていただけると嬉しいです。3個以上考えておく必要はありません。

③病院の想い→冷たいかもしれませんが、病院側は100％善意で不妊治療しているわけではありません。ビジネスの一環という側面もあります。だからこそ、病院の想いや考えをしっかり調べて共感できる病院やクリニックを選んで頂けると幸いです。院のホームページやクチコミ、SNSや近所の鍼灸院で情報収集されてみてくださいm(__)m

身体への負担、金銭的負担、妊娠率、出産の実績、患者さんの意思、どれに重きを置いているか病院やクリニックで全然違います。病院側が開催されている説明会なども想いを知れる機会と思います。開催されているか調べるのもお勧めです(^^)/

2023.04

不妊治療の病院選びのポイント。