卵子の数の減少を止めることは出来ませんが、卵子の質は自身でコントロールできます。

むしろ、自身の行動で卵子の質は良くなったり悪くなったりします。現代医学では卵子の質を数値化することは出来ませんが、多くの不妊治療専門クリニックが数値化できない卵子の質を重視しています。

★卵子の質を上げる5つの妊活術★

①食事はよく噛んで食べる

よく噛み、時間をかけて食事を摂ることで唾液の分泌量が上がり食材の消化効率が上がり、脳が栄養素吸収の為に働きやすくなります。

よく噛んで食べることで食材の栄養素をしっかりと体内に吸収することが出来ます。

人間の脳にはあらかじめ「血糖値を一定に保とうとするように」インプットされています。

急激に血糖値が上昇すると、次は急激に下降します。これが繰り返されると脳は血糖値を一定に保つことに集中しすぎて、他のはたらき（体温調節やホルモンバランスの調整）がおろそかになってしまいます💦

腸の元気がないだけで栄養素の吸収率が落ちてしまいます。腸の元気は腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスによって左右されています。基本的には善玉菌が少ないので善玉菌の補充をすることで腸の健康をサポートしていきます。

発酵食品は色々摂ることで善玉菌同士が相互作用し、より元気になってくれます。発酵食品であるヨーグルトや納豆・味噌も、たまにメーカー（善玉菌）を変えてみてください。同じ食材でも違う善玉菌が摂れてお得です。

腸の健康は肌の健康。最近肌の調子が悪いなら、腸は元気がないかもしれません。ひとつの指針にして頂ければ幸いです。

激しく息を切らすような、がっつり運動する必要はありません。むしろ1日1時間以上の激しい運動は妊娠しにくくなるので注意です（運動の疲労や負荷を回復するのに栄養素や神経・ホルモンが使われてしまい生殖能力が低下します）。

あくまで”適度”です。目安としては1日10～20分。ウォーキングくらいの強度だと嬉しいです。

「今は身体を動かしているんだ」と意識し、身体全体を心地よく動かして頂けると血液が全身を巡り、卵子の質が良くなってくれます。

心もちの話になってしまうのですが、多くの不妊で悩む方々を見てきた中で意外と大事だと思っている部分です。

もちろん、不妊治療をしていく中でいつもニコニコ何事にも感謝するというのは難しいです。出口のないトンネルを歩くとも比喩される不妊治療です。いつでも明るく笑えるほど甘くない世界なのは痛いほどわかっています。

ですが日常のふとした出来事に感謝したり、パートナーの方とお互いに労い合ったり、「私は妊娠できる、大丈夫」と思うことは決して無駄なことではないです。心の状態は脳の状態、ホルモンバランスに繋がっていきます。

前向きになれないという方でも、ストレス発散の手段はいくつか探しておいていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

完璧に1週間続けるよりも、だらだらっと3週間続けた方が体質や卵子の質は変わります。質より継続です！今日は出来なかった、明日意識しよ、でも大丈夫です。まずは続けて頂ければ幸いです。