生理が来ている＝自然妊娠できるは成立しません。生理が来ていても排卵していない（卵子が育っていない）ことがあります。

排卵検査薬や基礎体温でのセルフチェック、もしくは婦人科や不妊治療院での検査を受けて頂くことをおすすめさせて頂きます。

身体が歪んでいるから不妊、となるわけではないです。ただ、身体が歪むことによって身体に左右差が出来ます（足の長さが違うとか、肩の高さが違うとか）。そこから腰に痛みが出たり、首に痛みが走ったりしやすくなります。

身体の「歪み」が「痛み」に発展した場合、痛いところを治す為に体内の栄養が使われて、全身に栄養が行き届かなくなって子宮や卵子が栄養不足となり、不妊に繋がっている可能性はあります。妊活に重要、適度な運動と質の良い睡眠も「痛み」によって達成しにくいのも不妊に繋がるきっかけかと思います。

精子の受精能力は2～5日間あります。排卵日を含む前後3日は妊娠の可能性が十分にあります。

儀式的なセックスでストレスが溜まるなら話は別ですが、タイミングがとれるならとって頂いて大丈夫です。むしろ回数が多いなら多いに越したことはありません。排卵の瞬間、精子が卵管で待機していた方が受精しやすいため、タイミングをとるなら指示日の前（排卵日前）がおすすめです。

世界では、57～59歳で自然妊娠していたり、2017年、日本で50代での妊娠・出産は62人いたりと希望がないわけではないです。

ただし、卵子の残数が多かったり、もともと体内の環境が良かったりと様々な条件をクリアする必要があります。出来うる限りの努力を全てする必要があることをどうか念頭に置いておいてください。

30代や40代で貯卵（卵子凍結）しておいた、などであれば妊娠の確率は跳ね上がります。

ストレスが無いにこしたことはありませんが、不妊治療をしていてストレスゼロの生活を送るのは至難の業だと思います。ストレスゼロを目指してストレスをためていては本末転倒です。

大切なのは切り替えることです。笑ったり、ホッとする感覚を大事にして、気にしすぎないことも時には必要です。深呼吸を意識するだけでも自律神経的にはリラックスできます。呼吸を意識して、何も考えない状態にしてしまうというのも良いと思います。

寝つきが悪い時、寝ても寝た感じがしない時はストレスが溜まっている合図です。あなたの身体と心のことは、あなたにしか分かりません。どうか気遣ってあげてください。

手術の必要がない化学流産（着床が継続できず、胎嚢が確認できなかった状態）であれば、普段の生理と同じように出血がおさまったらセックスをしても問題ありません。

稽留流産（妊娠が確定した後、心拍が確認できないなど胎児の成長が止まってしまった状態）などで手術した場合や、子宮内のものが完全に出るのを待っていた場合は、その次の生理がきて、子宮内の状態が整ってからの方が望ましいです。

人によっては2～3回生理が過ぎるのを待つ必要があります。医師にしっかりと相談し、身体と心への負担が少ない範囲でセックスを再開されてください。

クリニックでの超音波検査や排卵検査薬で排卵が分かっているならば、基礎体温を計測しなくても妊活はスムーズに進んでくれます。

クリニックに通院したことがなく（今後も通院の予定はない）、今までに1回も計測したことがない方は3か月だけ計測して頂けると嬉しい程度です。アプリの排卵予測はズレることも多く無排卵月経などをセルフ発見するには基礎体温計測が確実です。

水溶性のビタミン（B群やC、葉酸など）や鉄分や亜鉛などのミネラル系であれば1日に2～3回分けて飲んで頂ければ幸いです。脂溶性のビタミン（AやD、E）やEPAなどは食事中や食後すぐがおすすめとなります。ラクトフェリンなど乳酸菌系は食前がおすすめです。

ただ、上記タイミングを意識して飲むのを忘れてしまうのでしたらご自身が忘れにくいタイミングが一番おすすめです。どんなサプリも最低3か月は続けて頂きたいです。3か月目以降、何となく調子がいいかも？なんか変わってる気がするというふわっとした実感を持てるならそのまま飲み続けてあげてください。

男女とも異常がないという条件まで同じ合ったとしても「異常が一つもなかった」のか「検査で見つけられる異常はなかった」で話が変わってしまいます。

検査で見つけられなかったピックアップ障害や卵子の質や精子の質、子宮内フローラなど以上の発見は困難だが妊娠率に影響を与えている要因の数々の違いが妊娠するかしないかの違いという可能性はあります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

2023.08