妊娠しやすい期間??ゴールデン期間を知る。
こんにちは。
福岡県久留米市にある
鍼灸整骨院 整体院 誠春(せいしゅん)です。
妊娠しやすい期間があること、ご存知でしょうか?
巷では「ゴールデン期間」などと呼ばれるものです。
今回は、ゴールデン期間について書かせて頂きます。
ゴールデン期間は、ある日突然やってくるものではありません。
「卵管造影検査(らんかんぞうえいけんさ)」という検査をした後にやってきます。
※卵管造影検査とは、その名の通り卵管に造影剤を流して撮影する検査です。
卵管や子宮の形状、つまり具合、癒着の有無などを検査することが出来ます。
卵管閉塞や子宮の奇形、癒着の度合いが判明することはのちの不妊治療計画に大きく影響してくるでとても大切な検査と言えます。
この卵管造影検査で卵管に造影剤を流す過程で、ゴールデン期間の土台がつくられます。
造影剤を卵管に流す際は子宮頚管→子宮→卵管、の順に造影剤が流れます。これは精子が辿る経路と同じ。造影剤が流し込まれる過程で小さなつまりなどが除去されるので、この検査の後は精子がすんなりと通りやすくなります。
また子宮にも造影剤が流れ込み、子宮内の柔毛に刺激を与え、活発化させます。すると柔毛が良く動いてくれるようになり、受精卵をしっかりとキャッチしてくれやすくなるのです。
この2つの理由により、受精しやすくなり、また着床しやすくなります('_')
期間としては3~6カ月。この期間が妊娠しやすくなるゴールデン期間とされます。
今までタイミング法でダメだった方も、「ゴールデン期間でのでもう一度タイミング法でやってみましょう」とクリニックに言われることもあります。
ですが、妊娠出産の世界に「絶対」はありません。絶対に妊娠する期間ではないことだけ、どうか覚えておいてくださいm(__)m
そもそも、卵管造影検査によって異常が見つかった場合はゴールデン期間にはなりませんし、それまでに行っていなかった検査で原因が見つかるのであれば同じくです。
逆に、それまでに一通りの検査を行っていて、目立った原因が見つかっていない場合はゴールデン期間中にタイミング法を行うのは全然アリだと思います。
卵管造影検査は、月経終了後から排卵する前の時期にしか行うことが出来ません。
月経中は経血を逆流させてしまいますし、排卵後は折角排卵した卵子を造影剤で押し戻すことになるので排卵する恐れのない日程で行います。念のため、検査前にも超音波検査で排卵の有無を確認するので医師が提示した日程で検査を行えば大丈夫です。
また、痛いと噂されることの多い検査でもありますが、痛みの度合いはクリニックの設備や医師の手腕によることが多いです。10年前までは、どこの病院で行っても痛い検査でした。
ですが医療技術の発達は凄まじく、クリニックによってはほぼ無痛で行えることもあります。また、クリニックの方針によっては検査時に麻酔の使用が可能(別途料金が必要)なところもあります。
自分は痛みに弱い、痛みに耐えられる気がしない、という方は事前に調べたり相談されたりしてください。
卵管造影検査を受けるにあたって、注意事項が少しだけあります。
ヨードアレルギー、喘息の方・過去に造影剤で副作用が出たことがある、てんかん発作を起こしたことがある方・甲状腺異常がある方・クラミジア検査を受けた事がない方
どれかに当てはまる方は卵管図英検査を受けられません。別の検査で代替したり、該当条件をクリアする治療を先に行います。
いずれも検査前に必ず説明があるので不安な事や気になることはしっかり聞いておくことをおすすめします(先生が忙しそうで聞けない、という方は受付や看護師の方に聞くのも良いと思います)。
妊娠出産に「絶対」はありませんが、少しでも、確実に可能性を上げる方法があります。
自分とパートナーの体の状態を知ることと、正しい知識を得ることです。
卵管造影検査でゴールデン期間に入るためにも、そのゴールデン期間を無駄にしないためにも「知る」ことを辞めてしまわないでください。
誠春では不妊鍼灸中にしっかり知識をお伝えさせて頂いております。
転院の相談や治療の相談もお受け致しております。中々人に話せないような内容をどんどん話してくださって大丈夫です。全力でサポートさせて頂きます。
ご相談だけでも大丈夫です。
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