妊娠中の薬との付き合い方。
こんばんは。
福岡県久留米市にある
鍼灸整骨院 整体院 誠春(せいしゅん)です。
今日は「妊娠中の薬の付き合い方」についてです。
妊娠中は薬を一切飲んではいけないのか?というとそういう訳ではありません(/・ω・)/
ただし、市販薬を自己判断で飲むのは良くないというのはその通りです。以下詳しく書いていきます。
薬を服用する際に一番気を付けて欲しいのは4~7週目です。
胎児の臓器の基本構造がつくられる器官形成期であるこの時期は、一定の薬剤投与によって障害や奇形を及ぼす可能性があると言われています。
しかし、この時期(4~7週目)の妊娠は本人ですら自覚されていない人の方が多いと思います(生理が遅れてる??くらいの認識すらない方の方が多いと思います)。
なので、気をつけようがないといえばそれまでです。それでも妊娠している可能性がある周期に薬を飲まないといけない場面になったら、必ず専門機関に受診されてください(妊娠の可能性があることも伝えます。)そして処方してもらった薬だけを用法用量を守って服用されてください。
かといって4~7週目だけ気をつければいいのか?と言われるとそうではありませんm(__)m
4週目以前の薬剤投与は着床不全や流産の原因になる恐れがあり、8週以降は発育面への影響がある可能性があると言われています。とにかく「妊娠中」であれば自己判断での服用は禁忌と考えて頂いた方が安全です。
かといって、すべての薬剤が全部だめという訳ではありません。たまに処方されている薬すら飲んでいないという妊婦さんもいらっしゃいますが、それはそれでダメです。
妊娠の可能性を医師に伝えたうえで処方された薬であれば、しっかり安全性が認められている筈です。服用を拒否することによって病状が悪化し、そっちの方が胎児に危険が及ぶ可能性も十分に考えられます。
それでも不安という場合は医師や薬剤師に薬の効果と副作用をしっかり説明してもらってください。
以下、妊娠中に市販薬を自己判断で服用するのが危ない理由をまとめています。気になる方はご一読ください。
・風邪薬
解熱鎮痛剤は胎児の腎障害や心疾患を引き起こす恐れがある為、妊娠中は避けるべきとされています。軽い初期症状だとしても、市販薬の解熱剤や鎮痛剤は服用せずに専門機関を受診されてください。
・整腸剤・胃腸薬
危険な成分が入っていることは少ないですが、錠剤や細粒など薬の形状によっては妊娠中や授乳中の服用を避けてと謡っているものがあります。不安である場合や重度の症状がある場合は医師に相談されてください。
・便秘薬
センナやダイオウなど子宮収縮(流産や早産の危険性が高くなる)成分が入っていることがあるので飲む前に必ず医師や薬剤師に相談をお願い致します。
・塗り薬・貼り薬
飲むわけではないのでと油断しがちですが、胎児の動脈管収縮などの成分が入っていることもある為利用する前に一旦考えて欲しいです。妊娠中は肌質が変わっている可能性も高い為、使用前には必ず医師に相談をされてください。
・ビタミン剤・栄養ドリンク
食材から摂取する栄養素が一番胎児に届きやすいですが、普段の食事で摂り切れない栄養素を補う分であれば使用して大丈夫です。ただし、用法用量は厳守されてください。またビタミンAとビタミンDは過剰摂取により不調が出る場合があるので気をつけてください(他の栄養素は過剰摂取が起きにくいので用法用量を守っているならばこの2つだけ注意すれば大丈夫です)
・目薬
ドライアイやコンタクトレンズ用であれば薬効成分は少ない為、用法用量を守って使用するなら全然問題ありません。ですが、花粉症など治療のために処方してもらった目薬は医師に相談されて方が良いです(診察時にも妊娠の可能性・妊娠中であることを伝えてください)。
※予防接種は種類によって受けても大丈夫なものと妊娠中は禁忌であるものがあります(ワクチンの作成法によって変わります)。まずは医師に相談されてください。インフルエンザ予防接種は基本的に妊娠中に摂取しても大丈夫です。
処方されている薬は安全ですが、妊娠初期と臨月時で処方される薬が変わることがあります。症状が何となく一緒だとしても、以前の症状発症から数カ月経過している場合は「もう一度」専門機関を受診し、もう一度薬を処方されてもらった方が絶対に安全です。
このご時世、オンライン診療もあります。不安があれば専門家をしっかり頼られてください。
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